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[書籍紹介]えらいてんちょう『静止力 地元の名士になりなさい』

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静止力を鍛えて地元の名士に!

今回も最近読んだ書籍の紹介をしたいと思います!

今回紹介するのは、えらいてんちょうさん著の『静止力』です!

こちらは少し前に話題になった、堀江貴文氏の『多動力』という書籍の対比した内容となっています。

『多動力』は私も大分前に読みましたが、ためになる内容ばかりでした。何かをチャレンジする場合、アレコレ計画するより先に動いて調整していった方が早かったり、肩書きを複数身に付けて合わせ技で勝負するなど、凡人でも新たな可能性を導き出せる内容がたっぷり詰まっていました。

実際に私もこの書籍の内容に感化されて、色々なチャレンジをして、以前より横の繋がりが増えました。

しかし、『多動力』を発揮して新しいことにチャレンジしたり、古いモノを捨てるためには、ある程度自由のきく状態でなければなりません。私のような既婚者だと、自分のやりたいことばかりやっていては生活が滞ってしまうばかりか、場合によっては困ったときに誰も助けてくれる人がいなくなる可能性もあります。

実は多動力のいいとこ取りな一冊

『静止力』は『多動力』のいいとこ取りをしつつ、地元に根付く働き方を示してくれる一冊となっています。

基本的には著者の前作の『しょぼい起業で生きていく』の延長戦のような内容です。

コチラに関しては、そのうち紹介したいなと思います。ちなみに定額読み放題サービスの Kindle unlimited の対象となっているので、契約している方は是非!

ちなみに前作の概要は凄い起業は難しいけど、しょぼい起業なら誰でも安全に出来ますと言った内容です。

そして、『静止力』は、一カ所に根付く働き方をして、地元の人間の御用聞きから名士、そして墓守になろうという内容です。

私は地方出身者なので、とても共感する内容が多くありました。

新しいチャレンジをするために、都会にやってきて、色んなコミュニティに属して、楽しく働くのはとても良いことだと思います。しかし、一方で地方は人も活気も無くなり廃れるばかりです。

地元に育てられたはずなのに、地元のために何も出来ず地元が廃れる姿はとても痛ましいモノです。

『制止力』では地元の人との交流を大事にして、困ったときには〇〇さんに取りあえず相談してみようという間柄になることをとても重視しています。

これは、ビジネスでも同様なことが言えますが、何の掛け値もなく信頼に値する間柄というのは、お金よりとても貴重な存在です。

私はお金以上の関係というのは最終的には、何れお金に繋がることが多いと思います。目先の利益ばかり優先する人は、この人にお金を預けたらロクなことにならないも思われ、やがては人が離れていくでしょう。

多動力の弱点が静止力では強力な武器に!

『多動力』では、足枷とされた、家族やマイホームや地元といった存在も『制止力』では、その人の信用度を表す指標として描かれています。

有名人であれば、多少フラフラして独身男性でも信頼に足る人と思えるかもしれませんが、無名のおっさんだとホームレスと間違われても仕方ありません(笑)

配偶者がいて、子供がいて、マイホームがある。今となっては貴重な家族の姿も『静止力』では貴重な存在として描かれています。

配偶者や子供がいて、マイホームがある人は間違いを起こさないだろうということです。

本書を読むと、きっと家族と地域のお互いを大事にしつつ、誰もが幸せになりつつ、蹴落とされる人間のいない優しい世界感を享受できることでしょう。

"かつて当たり前だったモノ"

"信頼に足るべきモノ"

に変化している現代社会だからこそ、大切にしたい考え方だと思いました。

都会に出てバリバリ働くことだけが、仕事の全てではありません。

じっと地元に寄り添うそんな生活をしてみては如何でしょうか?

また、『多動力』も合わせて読んでみて、自分なりの静止力をカスタマイズしてみては如何でしょうか?

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