久々の更新です。
すみません。最近、本ばかり読んでいて全然更新していませんでした(笑)
そそそんな訳で、今回は直近で読んだ本を紹介したいと思います。
タイトルは『仕事ごっこ~その“あたりまえ”、いまどき必要ですか?』
もくじ
どんな本?
『仕事ごっこ~その“あたりまえ”、いまどき必要ですか?』はIT界隈のみならず、有名な著名人、沢渡あまねさんが執筆しました。
今まで仕事だと思ってやっていたことが、それって実は必要無いんじゃ無い? という話を、ストーリー形式で解説してゆく内容になっています。
この例え話のストーリーがとても秀逸で面白すぎなので、電車で読むときは注意してください。
私は普通にクスッとしました(笑)
本書の感想を述べつつ、私の経験とリンクした箇所をいくつか紹介したいと思います。
時代に合わないプロセスの山
今はインターネットの利用で24時間365日、誰とでも繋がる世の中になりました。
なので、承認を取るために誰かを捕まえて時間を奪ったり、いくらでも偽装可能な印鑑というツールを使うより、証跡がしっかりと残る、電子の方が確実性がある世の中となりました。
本書では、紙の作業ゆえに、紙切れのリスクや誤字脱字の場合の再印刷のリスク、また印鑑が無い場合のリスクや決裁者がいない場合のリスク、それと郵送に関わるリスクを細かく紹介していました。
「確かに、それって必要ないな」
と思う内容しかありませんでした。(笑)
私は2年程前に金融系の開発現場にて、開発者として業務に携わっていました。
私の本業はシステムエンジニアです。
お客様の要望をどうしたらシステム化出来るか、または本当にシステム化をする必要があるか否かを判断し、設計、製造、テストを行うのが仕事です。
しかし、金融系の現場では今も古くからの企業体質が残ったままとなっています。
プログラムを修正する場合の例に説明したいと思います。
・プログラムリストを印刷します
・開発リーダーの印鑑を貰います
・客先の上席からも印鑑を貰います
・PDFにしてパスワード付ZIPファイルにします
・構成管理を行っているチームにメール送信します
・パスワードは別のメールで送信します
・原本を郵送します。
・当日の夕方、あるいは数日後、構成管理チームからプログラムの払出をしますとのメールがきます
・構成管理チームの方の各種承認が下りるとパスワード付ZIPファイルがメールできます
・別メールのパスワードで解凍します
ここまで、数日かかります。
さて、プログラム修正!(30分)
単体テストだー!(30分)
さて、この後は結合テストなのですが、検証機にアップロードする場合も同様の手続きが必要になります。
ここまで、約一時間くらいしか、システムエンジニアとしての仕事をしていません。
とにかく、本業に全く集中させない程の無駄な作業が山ほどあり、古くからの開発体制を続ける職場は未だに多く存在します。
理由を問うと
「そうゆうルールだから」
と一掃されるのがオチです。
本書では、紙の書類や印鑑など、インターネットが普及する世の中において、足枷になり得るプロセス、ルールはアップデートしましょうということを繰り返し述べられています。
スピード感が要求される時代
ビジネスおけるスピード感についても、インターネットなどのテクノロジーの普及により、昭和の時代と比べると何十倍以上のスピード感が求められるようになりました。従来の承認プロセスや電話等のツールによるやりとりでは既に時代遅れです。
本書では、そのことについて、残念なビジネスマナーと称しています。
・何かと電話してくる人
・何かと会いたがる人
・何かと待たせる人
こんな人達について苦言を呈していました。
私も思いたる節がありました。
仕事に集中しているときに名指しで電話が掛かってきて、何かと思いきや、今さっきメール送ってから見てねという内容でした。
こういったパターンはほぼ100%、
『今すぐ対応を行う必要がない内容』
であることが大半でした。
そして、私は一度集中が途切れると、元の状態に戻るのにとても時間がかかるので、一日中、同じようなやり取りを繰り返しているとあっとゆー間に定時だったということも多々ありました。
また、電話会議で済ませればいいものを、わざわざ出張してきて、たった30分の会議を終えてトンボ返りするという人もいました。
「お金と時間は無限では無い」
ということを考えれば、気付けるはずなのに…と思わされる人達が本書では色んなパターン
自己満足な人に振り回される
社員がモチベーションを保てなくて、すぐ辞めてゆく。
どのような企業でも一度はこうゆうことがあるのではないでしょうか。
また、社員同士のコミュニケーション不足により仕事が円滑にうまくいかなかったり、時代遅れな会社のルールを強要されるなどの経験もあるかと思います。
そういった場合、本来であれば原因と解決策を探るのが筋かと思いますが、世の中には会社のお金を使って、飲み会やイベント企画する人達がいます。
本書では、それを『お祭り好きな王様』と表現しています。
民の活気を出すために、飲み会や芸を強要したり、運動会を企画させたり、とにかく民の本意を無視した改革を行うというものでした。
現実に例えると、強制参加の飲み会や忘年会の一発芸、社員旅行など思い当たる節はいくらでもありますね(笑)
もう、完全に社長の自己満足です。
また、殆どのサラリーマンはスーツを着ることが当たり前な日本社会ですが、一体何のためにスーツを着ているのか、疑問にすら思わない人が多いと思います。
結局これもスーツを着させることによって、仕事している感を出しているという自己満足ではないのでしょうか。
「その当たり前って、何で当たり前なの?」
ということに、目を向けてみると意外と無駄な要素が沢山溢れていると感じました。
さいごに
昨今、何かと『働き方改革』という言葉をよく聞きます。
もちろん、上記のような従来の体制から切り替える組織も少しずつ増えてきました。
しかし、間違った『働き方改革』を行う経営者が後を絶たないという事実も少しずつ出てきました。
これも何かとよく聞く『定時退社日』が間違った方向性の改革だなと思いました。
問題に目を背けて、早く帰れと言われても、仕事ごっとが消えるわけではありません。
従来の働き方を維持したまま、小手先の手段を講じても解決策にはなり得ません。
そもそも、問題に気付いてすらいない可能性だってあります。
本書ではどうすれば、問題を問題として認識する為のヒント(というか答えw)が沢山記載されています。
是非、本書を読んで、仕事ごっこを減らすには、どのようにすれば良いか、みんなで一緒に考えてみませんか♪