もくじ
横浜市のホームページがリニューアル!
私は、横浜市に住んで4年目ですが、ずっと横浜市に対して不満に思っていたことがあります。
横浜市のホームページが凄く使いづらい。
ゴミの収集日を調べるのもどこを辿ればいいのか分からないし、ハザードマップを調べようと思ったら、PDFしかないし、何よりスマホが普及して数年も経つのにレスポンシブ対応もしていないので、とても使いづらいホームページでした。
しかし、そんなホームページが3/26(火)にリニューアルしました。
レスポンシブ対応もして、やっと使いやすいホームページに生まれ変わりました。
だが、しかし…
私はたまたまこのリニューアルのことを知ったのは、近所の桜祭りの詳細を調べようと思っていたところ、妻からホームページが見られないと言われて初めて知りました。
Googleにて、『蒔田公園 桜祭り』と検索して、TOPにあるリンクをクリックしてみると…
ご指定のページがみつかりません
ファ!?
「何故?」
と思ったと同時に、
『横浜市ウェブサイトは、2019年3月26日に全面的にリニューアルしました。 』
の一文を見て、
「あぁ、リニューアルしたのか」
と思いましたが、
『お探しのページのアドレス(URL)が変更されているか、ページが削除されている可能性があります。 』
の一文を見て、そんなアホなと思いました。
何がいけないの?
横浜市のホームページを手掛けた開発会社は、WEBの開発において、絶対やってはいけないミスをやらかしました。
それは、Googleさんの検索に出てこないということです。
今回の改修内容について、全然調べていないので、分かりかねることが多いですが、一つだけわかっているのは、今回の改修で旧URLは全てリンク切れとなっているということです。
WEB開発において、Googleさんの検索結果で正しいページが出てこないということは、WEBサービスの場合だと致命的とも言えるミスです。
Googleさんは日々色んな人が検索した単語と開いたページを記録している訳ですが、基本的に検索した単語でトップに出てくるページは一番アクセスする人が多いページなのです。
例えば、とても有名なWEBサービスにおいて、URLが全て変わってしまうとGoogleさんの検索結果で本来ユーザーに見せなかったページへ誘導出来ないということが起こります。
また、WEBにおいて、流入元(どこのリンクからやってきた)の情報はサイトのアクセス分析などに使われるとても重要な要素になります。(GoogleAnalytics とか AdobeAnalyticsで検索してみると幸せかも)
なので、URLが変わった場合は旧URLでアクセスしても新URLに遷移するようにするのですが、今回の横浜市のホームページの改修ではそのような対応はしなかったようです。
ちなみに別のURLに遷移することをリダイレクトと呼びます。
リダイレクトの設定をしないとどうなる?
先のように、Googleさんの検索結果に正しいURLがヒットしなくなる他、旧URLを掲載している全てのページに影響が出ます。
なので、Google MapsのURLをクリックすると、
もちろん古いURLなので、見られません。
ちなみに、横浜市ホームページ内の検索においても
旧URLがトップに出てきます。(まぁ、サイト内検索もGoogle検索を使っているので当然なのですが)
ちなみに、旧URLに対応する新URLは探せませんでした…。(一新し過ぎて完全に無くなったっぽいですね…)
横浜観光情報(http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/tourism/eventinfo/ev_detail.php?bid=yw0228)のページからイベントのページが開けないですね…。
Googleさんに好かれるホームページにしよう
WEB開発において、Googleさんに嫌われるというのは、死を意味します。
最も、横浜市のホームページにおいても、旧URLで目的のサービスに辿り着けないというのは、市民として大ダメージです。
また、他の観光ガイドのサイトなどにおいても、大ダメージです。
横浜市のホームページのリニューアルを手掛けた方々へ
レスポンシブ対応はスマホでもとても見やすく助かりました。
しかし、旧URLに対応する新URLのページが存在するか否かすら分からないので、どうか何らかの対応をして頂けないでしょうか。